実行委員の想い

私がアースデイ那須に関わることになったのは、5年前の東日本大震災を機に、消費が中心の都会の生活から、地に足の着いた昔ながらの暮らしがしたいと、実家のある那須町芦野にUターンしたことがきっかけでした。

私が那須に戻ってきてから、那須地域で出会った人びとは、私に大きな影響を与え、特に都市と地方に対する価値観を変えることになりました。私は高校生の頃から、自分の田舎に対し、しがらみが強く、彩りを欠いた閉鎖的な地域と捉え、ここよりも鮮やかな色彩を放つ(ように見えた)都会に目を向けていました。

しかし、Uターンした後に見るこの地域は、里山の四季が移ろい、ゆったりとした時間が流れ、そのなかで人が自然とともに調和した暮らしを営む、あまりにも美しく豊かな里に変化していました。

ですが、実はこの地域が変化した訳ではありませんでした。むしろ私がここを出た時と、景色も人も、ほとんど何も変わっていないことに驚きました。では何が変わったのかというと、私が変わったのです。大震災を機に、改めて生死を見つめ、世界や社会を見つめ、そして、自分の生まれ育った土地を見つめ、ここに生きる人々に出会ってから、私の価値観が大きく変わりました。

アースデイで出会った若者達、代々この地域に生きる人々から受け取ったものは、自然と人が調和した暮らし方を受け継ぎ、現代に残るよう手をかけた暖かみのある手しごとたちでした。それらを通して緩やかに繋がるコミュニティーの中で、仲間たちが夢を叶えていく姿を見てきた5年の間に、私たちが暮らす地域は、さらに彩りと鮮やかさを増しています。

今年のアースデイのテーマは『つむぐ』です。先人たちが時間をかけて繋いできた技や、暮らしに活かせる知恵に出会い、体験し、丁寧な人間関係や美しい自然との共生の仕方を、共に深めていきながら、改めて自分の地域に目を向けて頂きたいと思っています。また今回も、地域や世代を超えて、自分たちが暮らす町をみんなで作る意識を共有し、未来に「つむいで」いきたいと思っています。

アースデイ那須実行委員長 大平夏澄

 

 

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